無防備なものの一つ、年齢。

今年もまた一つ、世間的に年をとったわけで
俺は今こうして、ニコニコ動画でパタリロを見ながら誕生日を迎えるに到る。


生まれてからこれまで生きてきた時間の目安となる年齢。
俺はその目盛りが２２分割になったわけだ。


グラフやらなんやらで書き表してみると、俺はかなりの浪費家である

人生のうちで、手元に形として残る収入が置き換えられたモノ…財産なんてものはほとんどない。
直ぐに価値を付加できるものもない。
培ってきた根強い人間関係も、多分他人よりも薄いだろうし。

なぁに、不幸自慢してるわけじゃない
俺よりひどいのは居るであろうし俺より上など星の数だそんなことはわかってる。

どこぞの詩やら作品で、目に見えない大切なものがとかグダグダ抜かし続ける連中がいるが

そんなヤツほど現物に目がないことだって知っている。
俺だって現物も資金も浴びるほど欲しいさ。


ただ、もうそろそろ俺も
『自己への最大価値の付与』
に挑戦しなきゃならないなと、去年よりもはっきりとそう思えているワケだ。

つまりは、これだけは俺自身と誇れるもの。
自分自身でつける自分の名前、というか…後の感傷用材料だろうか。

語るだけでは豚にも劣ると誰かが言ってたなぁ、なんて…

とりあえず今まで生きれたんだから、残りはそれと他人の為に生きててもいいんじゃないかって
なんかまた変な考え事を始めていたところだ。


揺らいだっていいか、結局俺が向く方向なんてのは大体同じなんだし。
ブレた刃先ごと滑り込ませてやる。